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それは「北海道から生まれる食」のフロア

僕は仁木町銀山でお米、トマトなどを栽培する農家の息子です。
「農業は大変な割に報われない」という理由で農業を継ぐのは子供のころから親に禁じられていました。それで、大学卒業後は道職員として後志支庁に勤務したのですが、やはり独立したくて道庁は退職して、コンビニ本部、出版社の営業企画とさまざまな仕事に就きながら、何をネタに起業するか思いを巡らせていました。
そして昨年10月、トマトをテーマとしたイタリアンレストランを札幌市内に開きました。


料理のバリエーションをもっと広げる地元食材を調達しようと、実家の後志を中心に生産者のもとをこまめに訪問するなかで、実にいろいろな西洋野菜、さまざまな稀少野菜の栽培にチャレンジしている、同世代の若い農家がたくさんいることに驚きました。そこには、「今までイメージしていた農業」とは全く異なる、あたらしいスタイルの食と農の可能性が大きく広がっていたのでした。


わくわくした僕は、食材を提供してもらうとともに、そうした農家と食材の素晴らしさをもっと伝えたいと思い立ったのです。でも、自分のレストランで使う食材の量では限りがあるので、次は西洋野菜専門の八百屋を開こうと企画しました。でも、地元だけで通年の食材が揃うだろうか、それに、続けていけるほどの売上はまだ見込めないのでは・・・と吹っ切れないでいました。そんなときに、「サッポロ・マルシェ」が開設されることを知って、マルシェをきっかけにいくつかの場所でもっと多くの北海道のみなさんに道産の食材の楽しさをより深く知ってもらおう、と思いついたのです。


後志の農家を中心に回ってきましたが、これから全道の生産者のみなさんに参加を呼びかけていきます。
そして、これまでとはまったく違う、生産者、飲食店関係者、クリエーターやデザイナー、さらに消費者まで含めて、農と食をテーマとしたあたらしい「かたち」を作っていきたいと考えています。


そこからきっと、「北海道だからこそ」のあたらしいライフスタイルがつぎつぎと生まれてくるはずです。


代表 後藤弘樹

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